ドサ日記 雑草帝国の辺境

都会人もすなるブログといふものを、田舎者もしてみむとてするなり。

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富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第七回

えーまず最初に過去記事の続報から。記事を書いてから時間が経っているので、そんなのが必要になった陥穽です。
冴木忍さんの打ち切りっぽかった聖竜伝、続編が出ているようですね。真聖竜伝として。

『真・聖竜伝1』
富士見ファンタジア文庫。Amazon.co.jp
これが出たのが5月。11月には二巻も出ています。本屋で全く実物を見かけないから、出版されていること自体気付きませんでした。それだけ、富士見ファンタジア自体が一部の人気作を除いて全体的に斜陽なんでしょうけど。
私は今後冴木先生の著作を読むことは無いとは思いますが、かつては良く読んだ作家さんですし、人生に必要なことは冴木作品から学んだといっても過言ではないくらいですので、富士見から消えて欲しくはないです。続編が出て安心しました。

さて本題の第七回。
大賞なし。正直言って、振り返ってみれば一番不作の回だったようです。
桜井牧『月王』佳作。
和風ファンタジー。ヒロインが、ルックス的にブサイク、だけど心がきれい、という設定は斬新でした。そしてイラストが、そのヒロインを上手い具合にごまかして(?)、美麗なイラストとなっていました。かなりの力作です。単発ものとして良作。
しばらく後に、玻璃の惑星をファンタジアから出します。これはSFですが、美しい世界観で描かれた良作です。欠点はあるのですが。単発物として印象的でした。
その後は新書で銀砂の月・坤の群青―癒し神の章、という作品を上梓しています。現代物の伝奇異能バトルですが、植物の力を使う、というのが良いところ。ただし、作品自体はかなり地味で、ヒロインも年配ということになります。イラストは著名な人を起用しているのですが、続編の出る気配はありません。
著者はどうも時代小説を書きたいらしく、書いて公募に出しては落選している、という感じらしいです。
世界観描写の優れた作家なので、時代が合うのかどうか分かりませんが、異世界ファンタジーなどより現代学園ギャグコメディーなどがウケる現代ラノベにあっては、あまり需要は無いのかも。

対馬正治『異相界の凶獣―エルネミアの棺』佳作
一見すると普通の異世界ファンタジーのように見えます。確かにそうです。が、ラストの部分で怪獣映画とのミックスというべき描写が出てきます。そのミックスというアイディアと迫力が評価されての受賞のようです。
前半の展開などは、王道といってもいいようなオーソドックスぶりなのです。その分、文章のややぎこちなさなど、大賞に届かず佳作にとどまったという完成度不足もありますが、充分楽しめる作品です。
その後、疑似人間メルティアシリーズが、全5巻刊行されます。異世界ファンタジーなのですが、やはり怪獣映画ばりの巨大化と戦闘がウリとなるシリーズです。ただそういうシーンだけでなく、キャラ同士の葛藤であるとか、異世界の設定部分、ゲストのネタ盛り込みなど、随所に良い部分があり、順調なシリーズだったと思います。
順調だったと思ったためか、作者さんは脱サラして専業作家になったそうですが。
次は、Dカップに紅蓮の猟魔士で出ますが、連載権は得られず。本作はいちおう単行本化もされましたが、出来はいまいち。二巻で打ち切りとなりました。
その後ファミ通でサンプル・ジェミニ―天翔る戦女神が出ました。これが非常に良い作品だったのですが……作者の知名度不足のせいか、あるいは書けなかったためか、残念ながら続編は出ていません。
そして2001年のこの作品以降、本は出ていないようです。
そういうことであとの活動については、作者さんの公式ホームページで確認していただくしかないです。
七回の作家さんは、お二方とも雌伏期間が長いようですが、いつかは復活してほしいです。


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テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌

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