ドサ日記 雑草帝国の辺境

都会人もすなるブログといふものを、田舎者もしてみむとてするなり。

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メイド服、巫女衣装で萌える?

富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第二回

第二回では、というより第二回でも、大賞は出ませんでした。準入選二作が最高成績だったということになります。
小林めぐみ 準入選 ねこたま
タイトルが既にインパクトがあり、編集部に到着した時点から早くも話題になっていたそうです。期待に応えて準入選。当時17歳という若さも驚きです。が、内容が普通に素晴らしく、準入選という結果も納得です。
作風は不思議な雰囲気を持ったSFです。なんとなくファンタジーっぽくはあります。付いたイラストも非常にマッチしていました。
その後、まさかな、ねこのめ三部作と、同じイラストレーターで同じ傾向のSFっぽいファンタジーっぽい作品というのが続きました。初期作品群といっていいでしょう。ただ、当初は年一冊ペースで、どこかのあとがきで嘆いていました。
その後スニーカーにも進出、作風も広がった、というより色々な作品を書かせてもらえるようになったというべきでしょうか。君が夢、河をのぼりて、のような正統派異世界ファンタジーとか極東少年のような現代学園異能バトルものも。代表作は必殺お探し人シリーズでしょうか。ミステリーっぽいネタと子供が主人公という快活さ、歴史的な題材を上手くミックスしています。
レーベルとしては富士見ミステリー文庫にも進出。
ヤクシーは評価も高かったようです。
基本的にハイクオリティな作品をコンスタントに出していますが、大ヒットを飛ばすようなタイプではないためか、今は富士見ファンタジアではあまり出番は無さそうです。殺され女神の箱庭、は続編が出ていないようですが。
でもSF、科学を主力ネタにしつつ、ファンタジーもの現代物と幅広い作風で質の高いものをコンスタントに生み出せるスキルは安定しています。必ずどこかで必要とされ、作家として消えることは考えにくいです。どこかのレーベルで地道に作品を発表し続けることが期待されます。実際最近も早川文庫で回帰祭を出しています。一迅社とかもあるようです。

麻生俊平 準入選 ポートタウン・ブルース
この作品は未読。古本屋でも見かけることがありません。
第二作目がザンヤルマの剣士でした。元は、ドラマガで掲載された短編がスタート。一冊一冊が分厚い本が9冊くらいの長い、ボリュームのあるシリーズとなりました。外伝短編集も出ていたっけ。
内容は学園異能バトル。ただしコメディーではありません。ヒロイン万里絵が女子高生にしてはありえないくらい万能なのですが、そのへんは、骨太の内容に免じてスルーできます。
特にオーキスの救世主は、オウム事件の前に発表されている作品、というのがすごいところです。
戦いが山場になるのは当然なのですが。そりゃ異能『バトル』だから。でも、万里絵と同級生たちの日常シーンは特に魅力がありました。日常が良いからこそ、その平和な日常を守るための戦いが映えるのでしょう。あれ、漢字は栄えるだろうか。
学園物異能バトル、というジャンルは、決して真新しいというものではなかったはずですが、当時はラノベにおいてはファンタジーが主力だった中で、現代学園物として存在感を放っていました。
そうそう。イラストが弘司でした。当時ラノベにおいては売れっ子イラストレーターでした。
その次にでたシリーズが……ミュートスノート戦記。これも現代学園異能バトル。イラストは七瀬葵でしたっけ。これまた人気イラストレーターのような。
つまり、麻生作品は、コメディーでもないし当時の富士見のメインディッシュだったファンタジーでもないけど、大事にされていたようです。
ミュートスノートもまた、骨太で重い内容の異能バトル。これも長く続いたシリーズでした。単発で見たら、強力なシリーズではあると思うのですが、並列するとどうしても、ザンヤルマの焼き直し感はぬぐえませんでした。
その後VSシリーズとか、スニーカーの方で今度は薄目の本を出していたりしました。
ただ、ミュートスノートが終わったあたりで、あるいはミュートスノートがザン剣の焼き直しである時点で、この作家さんのピークが過ぎてしまった観はあります。
角川で出したシリーズは面白くて名作、という呼び声も高いらしいのですが。でもあまりおもてだって話題になることがない。
今後は……少なくとも主力作家になることはないでしょうが、元の能力は高い作家さんなので、生き残る方には期待したいです。

第二回出身はこの二者だけですかね。
両者とも、ライトノベル作家として大成した、と言ってしまって問題ないでしょう。黎明期のラノベを支えてくれた功労者です。ただ、ピークはもう過ぎています。それでも、能力の高い人を発掘したので、今後も地味に残る確率は高いと確信します。

キーワード:蘭

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