ドサ日記 雑草帝国の辺境

都会人もすなるブログといふものを、田舎者もしてみむとてするなり。

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メイド服、巫女衣装で萌える?

60億人を敵に回すblog。倒れてる人救助せずエベレスト登頂の是非を再考する。酸素欠乏を再認識しましょう。

本日の記事は恐らく世界中の人々(60億人くらいかな?)を敵に回すであろう内容です。
せっかくブログをやっているからには、スパムや荒らしに屈せず、例え世界中を敵に回そうとも、自分が正しいと思う意見を発信して行きたいからです。もちろん、自分の意見や考え方が絶対に正しいと過信するわけではなく、誤謬は謙虚に改める姿勢は忘れずにいたいですけど。

過日、両足を切断して義足の人が世界最高峰エベレスト登頂に成功した、というニュースがありました。
それの続報ともいうべき話。その人も含めて40人ほどの人が、途中で酸欠で倒れている人が居るのに気付きながらも「何もせず」そのまま登山を続けた、というのです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060525-00000170-kyodo-int
『【キャンベラ25日共同】15日に、両足を切断した人で初めて世界最高峰のエベレスト(8、850メートル)登頂に成功したニュージーランド人のマーク・イングリスさん(47)ら約40人が、頂上付近で倒れている男性に気付きながら救助せず、登山を続けていたことが分かった。男性はその後、酸素欠乏で死亡した。
 1953年に世界で初めてエベレストを征服したニュージーランドの登山家エドマンド・ヒラリー卿(86)は、男性を見捨てたと非難しているが、イングリスさんは「自分ができることは何もなかった」と反論。登山家の倫理をめぐり議論を呼んでいる。
 ニュージーランドでの報道によると、死亡した男性は英国人のデービッド・シャープさん(34)。単独で登頂した後、約300メートル降りたところで酸素不足のため倒れたとみられる。
(共同通信) - 5月25日17時38分更新』

だそうです。それに対して世界中から非難囂々だそうです。
ローカルラジオでもそのニュースが報道されていて、アナウンサーの人が「40人もいたなら、助けることができなかったのでしょうかね」といった趣旨のコメントをしていました。
私も最初にこのニュースを聞いた時には、心情的に「なんで救助しなかったの?」と思いました。しかし、ちょっと冷静になって理論的に考えてみると、「自分にできることは何もなかった」という意見の方が正しいのではないか、と推測されるのです。
もちろん私は現場に居合わせたわけでもなく、ニュースを聞きかじった限りでの断片的情報からしか判断できませんが。まぁ、世界中で非難している人々も、断片的情報から非難しているのでしょうから同じですが。

上の文章を見た限りでは、その40人というのは同じパーティではないようですね。国籍も言語も登山計画もバラバラだったと思われます。
あと、多少謎なのが、酸素欠乏で死亡した、と断定してはいるけど、倒れた原因については酸素不足と思われる、と書かれていますね。倒れた原因を正確に断定するには情報が少なすぎる感じですが、とりあえず酸素欠乏だった可能性が一番高いようですので、そうと仮定して以下の話は進めます。

亡くなった方は単独行動だったそうですから、酸欠で倒れて、しばらくしてから、登ってきた40人の内の最初の方の人に発見されたはずです。視界はどれくらいだったのでしょう?数メートル~数十メートルだったと思われます。「倒れている男性に気付きながら」と書いてありますから、見ている目の前で倒れたわけでもなさそうです。
「あっ、あそこに人が倒れている!」と気付いたとして、倒れている人のすぐ側まで辿り着くまでにどれくらい時間がかかるでしょう?平地じゃないんですから、たったったっと30秒で辿り着くのは不可能です。数メートル先でも、数十分はかかるでしょう。

あと、謎なのが「救助せず」という部分ですね。何もしなかった、という程度がはっきりと分かりません。倒れているのを横目に完全にスルーしたのか、倒れている状況くらいは調べたのか……
腹が減って倒れていたなら、持っている食料を食べさせてあげればいいでしょうし、寒くて倒れているなら、何らかの方法で暖めるなりなんなり方法があったのかもしれません。それこそ凍傷ならば、手足は切断することになっても生き残る可能性はあったかもれません。
でも、仮定した通り、酸素欠乏で倒れたのならば、本当に「できることは何もない」ですね。
スルーしたのか、調べた上で、チアノーゼが出ていたり譫言を呟いていたり持っている酸素の残量がゼロだったなどといったことから酸素欠乏と判断したのかは知りませんが、結果論的には残念ながら同じことですね。倒れた原因が酸欠ならば、もうこの段階でできることは何もありません。
倒れてから数十分、いや数十分以上経っているのですから、今更40人分全ての酸素を吸わせても蘇生は不可能でしょうね。とっくに脳が壊死しています。
それどころか、ヘタに情に流されて中途半端な救助活動をしようとすると、自分までも死んでしまいます。
「何故救助しなかったの?」という感情論は私も分かります。だが、結果的には助からなかったのは事実でしょうし、ヘタに被害が広がるよりは良かったのではないかと思うのですよね。
倫理どうこう言いますが、酸欠で倒れていた人が助けることばかりに目を向けていて、40人の安全は一切計算に入れないで良いのでしょうか。一人を助けるために二次災害で40人が道連れで死ぬのが倫理として正しいのかどうか。
40人は救助隊ではなく登山者です。だから余分な酸素なんか持っていなかったはず。もちろん救助の義務はあるのでしょうが、それはあくまでも「できる範囲内で」のはず。外野の者が範囲外を求めてもどうしようもないのでは?
まぁ形としては見捨ててしまったというのも事実ですから、褒められた行為ではないでしょう。「最善を尽くした」とは到底言い難く、ある程度の批判は甘んじて受けなければならないかもしれません。でもだからといって世界中でこぞって非難を浴びせるというのは違うと思います。そりゃー単なる数の暴力、弱い者イジメですね。私は弱い者イジメに荷担するのは、ちょっと遠慮しておきましょうかね。

今回の件、はっきり言って感情的に非難する側の方が圧倒的に多いとは思います。でもそれって裏を返せば、それだけ多くの人が酸素欠乏ということについて正しく認識していないという意味でもあると思うのです。
登山家の倫理云々よりも、そちらの方が私にはよっぽど危険だと思います。
小中学生のような子供が義憤を覚えるのは仕方ないとしても、大人、特に運転免許を持っている人が非難するのはマズいのではないでしょうか。昔はやっていなかったかもしれませんが、今は必ず教習所で人工呼吸と心臓マッサージの練習をしますよね?
「何故」人工呼吸や心臓マッサージが必要なのか、その理由をきちんと理解していなければ、ただ技術だけ一通りなぞっただけでは意味が無いと思います。いざという時に身近な人を助けることができないでしょう。
何故、本来ならば一歩間違えば危険な医療行為として、一般人には教えるべきではない人工呼吸やら心臓マッサージなどの技術を教えているのか?
それは、呼吸停止や心停止により、「脳に酸素が供給されない」という事態は一分一秒を争う重大な危機だからです。救助隊が到着するまで手をこまねいて見ていたのでは、助かる人も助かりません。酸欠で倒れて数十分以上経ってから酸素を吸わせ始めてももうとっくに手遅れなのです。

これを機会に私ももう一度、忘れかけている酸素欠乏や人工呼吸や心臓マッサージの知識をインストールし直したいですね。使う機会が無さそうな(むしろあってほしくない)ペーパー資格の一つ、酸素欠乏危険作業主任者の教科書を読み直してみようかな?

ただまぁ、そうは言っても、感情的に「なんで救助しなかったの?」という思いは残りますよね。結果的に見捨てたのが正しい選択ではありましたが、寝覚めは悪いですよね。
もし自分や、自分の親しい人が酸欠で倒れた人の立場だったら、「なんで救助しなかったの?」と言いたくなるかもしれません。……でも、自分のせいで他の人40人を道連れで死なせるのはもっとツライですよね。

今週は短い手抜き記事ばかりだったけど、久々に長い記事を書いて、ちょいと息切れしています。酸素くれ!
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【追記】
後日の追記です。
エベレストで、死んだと思われていた登山家が実は生きていて一命を取り留めた、なんてこともあったようです。
ただし、その人は上記のデービッド・シャープさんとは別人です。
上記の通りなのですが、心肺が停止したからといって即座に死んだ訳ではありません。すぐに蘇生措置をすれば助かるかもしれません。逆に、遅れてしまえばどうしようもありませんけど。
やはり、酸素欠乏についての正しい知識と正しい判断が大切だと改めて思い知らされます。
「正しい判断」というのは、どこまで蘇生措置をするか、ということですね。ヘタに深入りすると、救助している側も危険にさらされてしまいますし。


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テーマ:おもしろ*便利*防災グッズ - ジャンル:ライフ

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