ドサ日記 雑草帝国の辺境

都会人もすなるブログといふものを、田舎者もしてみむとてするなり。

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メイド服、巫女衣装で萌える?

ゲームブック『展覧会の絵』

かつて、一世を風靡したゲームブックというものがあります。
流行った期間は非常に短いのですが、結構好きでした。

どの作品がナンバーワンか、という話になると、絶対に出てくるのが、ソーサリーシリーズと、ドルアーガの塔シリーズです。
確かに両方とも名作であることは論を待たないのですが、両方ともシリーズであり、ソーサリーは全4冊、ドルアーガは全3冊です。
私としては、単発作品であり、様々な理由から優れている『展覧会の絵』がナンバーワンであると思っています。
かつてあったウォーロック誌でも、人気投票で一位だったはず。
その理由を述べることで、展覧会の絵の魅力を語ってみたいと思います。

・まず、一冊できちんと物語が終わっている。だから金額的にも安くて済むし、531という項目数も本の厚さも丁度良いベスト。
たしか、当時の金額で500円だったはず。当時は消費税はありませんでした。社会思想社のファイティング・ファンタジーシリーズは、400項目で480円が一般的でした。
そう考えると、項目数の割には値段は良心的。
項目数が少なすぎると物足りなくなりますし、逆に700とか800とかになると本は厚くなるしその分値段も高くなるし、内容的にも飽きて中だるみして、戦闘シーンなんかは飛ばしてしまうことも多くなってしまいます。中盤以降は相手の数字を見れば、勝てるかどうか、ある程度読めてしまうんですよね。
展覧会の絵は、丁度良い長さでした。

・本文前のルールが無い。ルールがシンプル。
普通のゲームブックでは、どうしても、本文の前にルール説明があります。特に戦闘と運試しです。
サイコロをふって判定をする。必要なのは分かりますが、早くプレイを始めたいところへ、説明を覚えるのは面倒です。ファイティング・ファンタジーシリーズのように、基本ルールが同じならば、ルールをすっ飛ばして始めることもできますが。ソーサリーやドルアーガのようなシリーズものなら、第二巻以降はルール読まなくても大丈夫でしょうけど。
そもそもソーサリーの場合、魔法使いとしてプレイする場合は最初に巻末にある48種類の魔法を覚えなければならないのも厄介です。
そこへくると展覧会の絵は、ルールらしいルールが冒頭にありません。「これから、あなたの冒険が始まります」的な注意書きがちょっとあるだけです。
といってもゲームブックですから、ルールが無いわけでもなく、戦闘もありますし、サイコロをふることもあります。
基本的なルールは、一枚目の絵である第一章の最後あたりで説明されます。
そのルールも非常にシンプル。真の楽師の琴の三種類の歌の数が体力値などの代わりに使われます。弦の色の歌はゼロになったらダメで、他の二種類の歌はゼロになるまではオーケー、というのがちょっと複雑といえば複雑ですが、せいぜいその程度。
あとは、宝石を集めて、最後に点数を計算するところが、ちょっと厄介か、といった程度です。
ルールのシンプルさ、が展覧会の絵の大きな魅力です。
和製ゲームブックは、どうしてもルールが複雑化する傾向がありました。確かにファイティング・ファンタジールールはシンプルすぎてバランスが悪い、という指摘もあったのはあったのです。だが、戦闘ルールをはじめとするルールが複雑になると、最初のうちはきっちりしていて面白いのですが、すぐ飽きるんですよね。サイコロをふって複雑な計算をするのが面倒になる。それだったら、確かにコンピュータにサイコロをふらせる方がマシです。和製GBのルールの複雑化、というのは、ゲームブックのその後の急速な衰退の原因でもあったと思うのです。

・双方向と一方通行の両方を、上手く使い分けている。
大抵のゲームブックは、どちらか一方だけです。
双方向は和製に多いものでした。隅から隅まできっちり網羅しないと気が済まない日本人タイプなのでしょうか。
双方向の良いところは、好きなところへ全部行けるので、本として、項目の無駄が少なくて済みます。
短所としては、慣れていない人にとっては迷うこと。迷路ばかりが多くなって、実際に実のある項目が減ること。物語としての進捗があまり感じにくいこと。同じところを通った時の扱いが、どうしても難があることなどがあります。キーナンバー方式を使って、同じ場所で同じ敵が二度出てこないようにしていることもありますが、項目は無駄に増えるし、キーナンバー管理が煩雑です。
双方向タイプでは、すごい立体迷路とか出てきたりもしましたが、基本的にゲームブックって、迷路って楽しみどころではないんですよね。単なる面倒なだけの障害であって。
一方通行だと、どのへんまで進んでいるかが、ある程度分かりやすかったりします。スローベン・ドア4つのうち、2つを抜けたとしたら、約半分くらいかな、とか。
一方通行の欠点は、本として項目の無駄が増えてしまうこと。
一つ道を間違えて必要なアイテムなどを取り損なったら、また最初からやり直しになるため、二度目以降のプレイに飽きが出ること。
展覧会の絵では、全体としては10枚の絵を、一つずつ順番に進んで行きます。逆に戻ることはないので、進捗状況は分かりやすいです。
一つ一つの絵の中では、双方向のものと、一方通行のものがあります。チュイルリーの庭とか、バーバ・ヤーガと鶏の足の上の小屋なんかは一方通行で、こびと地の精やカタコウムなんかは双方向。古城なんかは双方向だけど、同じところへは行けないので一方通行的でもあります。
そういえば第一回ゲームブックコンテストで、努力賞だかに入選した高校生だかの作品は、双方向と一方通行を上手い具合に使い分けていたらしく、その部分は評価されていました。

・ゲームとしてバランスが取れていて、完成度が高い。
これは展覧会の絵の長所としては、案外見落とされがちな部分です。
経験値を稼いでレベルアップする和製作品などは、後半に行くと、大抵の敵が単なるザコになってしまったりします。ドルアーガシリーズでも第一巻はきっちり管理されていました。意図的な無限アップ可能箇所を別として。しかし第二巻以降は、特に金貨を出しすぎてしまい、完全にインフレになっていました。どうやって持ち運んでいたのやら。
ファイティング・ファンタジーシリーズの場合、主人公の能力値によっては、かなり難易度が変わってきそうです。技術点が高くて12とかだと、大抵のゴブリンとかの敵って、ノーダメージで簡単に勝ってしまう。逆に最低の7とかだと、そこらのザコモンスター相手でも苦戦は必至。体力点の消耗が激しくなります。サイコロの目が悪くても、上手く選択肢を選べば大丈夫、ということになっていましたが、実際には厳しかったですよ。
そこへくると展覧会の絵は、三種類の歌もバランス良く消費するようになっていました。選択肢を上手く使えば、歌の数が少なくても充分にクリア可能だったはず。また、途中で宝石を取り損ねたとしても、ある程度ならば大丈夫なようになっています。
一般的な、サイコロをふり合って体力点を削って行って死ぬまで繰り返す、というゲームブック定番タイプの戦闘シーンが無いからこそ、のバランスでした。

・文章、ストーリーが秀逸。
これこそが、展覧会の絵の最も顕著な長所でしょう。
そもそもゲームブックって、小説とゲームが合体したもの、だったはずです。
しかし翻訳物などは、文章が坦々としていて無味乾燥で、物語的な面白さは稀少です。
和製の場合は、文章はそれなりに書かれていて、単なる分かれ道パラグラフなど以外は、きちんと台詞や情景描写などもあるにはあります。
ただ、双方向だと、同じ場所を通ったら、何回も同じ文章を読むことになっちゃいます。
迷路が多いため、東へ行くか西へ行くか北へ行くか、だけの選択肢も多いし、キーナンバーの数値を問う選択肢も多いので、あまり文章やストーリーを楽しむところまでいかないというのが実情でした。どちらかというと、戦闘ルールが複雑だったキーナンバー集めをしたりして、物語よりもゲーム性に重きを置いていました。
展覧会の絵は、和製ゲームブックの中でも、情景描写などの文章は特に優れていました。
そして、物語性です。
記憶喪失の主人公。わけの分からない世界。その謎が、物語の進行とともに少しずつ明かされて行き、最後は感動のグランドフィナーレ。
ゲームブックは多数あり、その中でゲームとして面白いものも多数ありました。
しかし、小説とゲームの合体でありながら、小説として文章、物語が面白いと思えるゲームブックは、恐らく展覧会の絵が唯一無二ではなかったでしょうか。……ああ、『送り雛は瑠璃色の』が、小説重視異色作品として、ありましたかね。


・世界観、雰囲気。あとイラスト。
もちろん他のゲームブックにも世界観や雰囲気はありますけどね。
展覧会の絵の場合、その世界観や幻想的な雰囲気が、既存のゲームブックとは明らかに一線を画した独特なものでした。
ゲームブックはどうしてもゲームということで、モンスターとの殺伐とした戦いがあり、ゴブリンとか出てくるものが大半でした。だから、割と雑然とした中世西洋的な異世界を舞台としていました。
展覧会の絵は、どこともつかぬメルヘンチックな世界観。モンスターとの戦闘よりも物語の進行がメインです。まあ、ミノタウロスとの戦いとかもありましたけどね。
イラストは、当時売り出し中だった米田仁士氏。復刊版では別の人です。

結局のところ、作者本人のどこかで仰っていましたが、本作品の魅力は、ムソルグスキーが作曲した『展覧会の絵』という曲の魅力に大部分を負っている、と。
それは、まぎれもなく事実でしょう。
ゲームブック版展覧会の絵も、あとがきに言及があったように、ムソルグスキー原曲のアレンジの一つなのです。アレンジは多数存在しますが、充分に優れたアレンジだったのではないでしょうか。

そんなこんなで、ゲームブック展覧会の絵は名作です。
展覧会の絵のような名作ゲームブックをもっと沢山読んでみたかったところです。
創土社で復刊されているようですが、新書版になって、値段も高いのが難点。
その上更に、復刊されたのが数年前なので、今では本屋に行っても復刊したものを見つけるのも難しいです。
ドルアーガなんかは、二巻までは復刊したけど、三巻は復刊していないらしい。……一、二巻の売り上げがイマイチで、三巻までは出せないということなのでしょうか。
創土社では新しいゲームブックも良作があれば出す、とのことですが、現実にはもう、そういう復刊以外ではゲームブックが刊行されることもないでしょう。
ゲームブック展覧会の絵は、旧版でプレイして、その後復刊版も買ったのですが、今ではいずれも持っていません。
でも音楽として展覧会の絵は、今でも好んで聴きます。
キーワード:展覧会の絵

『ムソルグスキー:展覧会の絵 5態』オムニバス(クラシック) (アーティスト), ムソルグスキー (作曲), ショルティ(サー・ゲオルグ) (指揮), レオポルド・ストコフスキー (指揮), エルガー・ハワース (指揮)他
ユニバーサル ミュージック クラシックAmazon.co.jp
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テーマ:忘れられない本 - ジャンル:本・雑誌

トロール牙峠戦争

なんとなく適当にググっていたら、とんでもない事実が発覚しました。


『The Trolltooth Wars』Steve Jackson
Puffin Books  Amazon.co.jp
This fantasy story follows Darkmane's journey from Salamonis to the mysterious desert city of Shazaar, to Yaztromo's Tower, south of Darkwood Forest and finally to Kay-Pong to seek out Zagor, the Warlock of Firetop Mountain. Steve Jackson and Ian Livingstone founded Games Workshop Ltd.

この、『トロール牙峠戦争』の翻訳が、同人誌という形で2009年に出たらしいのです。
ググったら、割と簡単にページが出てきます。
……でも、今は在庫切れらしい。
また在庫ができたら、そのタイミングで注文したい。


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テーマ:レア本 - ジャンル:本・雑誌

富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第七回

えーまず最初に過去記事の続報から。記事を書いてから時間が経っているので、そんなのが必要になった陥穽です。
冴木忍さんの打ち切りっぽかった聖竜伝、続編が出ているようですね。真聖竜伝として。

『真・聖竜伝1』
富士見ファンタジア文庫。Amazon.co.jp
これが出たのが5月。11月には二巻も出ています。本屋で全く実物を見かけないから、出版されていること自体気付きませんでした。それだけ、富士見ファンタジア自体が一部の人気作を除いて全体的に斜陽なんでしょうけど。
私は今後冴木先生の著作を読むことは無いとは思いますが、かつては良く読んだ作家さんですし、人生に必要なことは冴木作品から学んだといっても過言ではないくらいですので、富士見から消えて欲しくはないです。続編が出て安心しました。

さて本題の第七回。
大賞なし。正直言って、振り返ってみれば一番不作の回だったようです。
桜井牧『月王』佳作。
和風ファンタジー。ヒロインが、ルックス的にブサイク、だけど心がきれい、という設定は斬新でした。そしてイラストが、そのヒロインを上手い具合にごまかして(?)、美麗なイラストとなっていました。かなりの力作です。単発ものとして良作。
しばらく後に、玻璃の惑星をファンタジアから出します。これはSFですが、美しい世界観で描かれた良作です。欠点はあるのですが。単発物として印象的でした。
その後は新書で銀砂の月・坤の群青―癒し神の章、という作品を上梓しています。現代物の伝奇異能バトルですが、植物の力を使う、というのが良いところ。ただし、作品自体はかなり地味で、ヒロインも年配ということになります。イラストは著名な人を起用しているのですが、続編の出る気配はありません。
著者はどうも時代小説を書きたいらしく、書いて公募に出しては落選している、という感じらしいです。
世界観描写の優れた作家なので、時代が合うのかどうか分かりませんが、異世界ファンタジーなどより現代学園ギャグコメディーなどがウケる現代ラノベにあっては、あまり需要は無いのかも。

対馬正治『異相界の凶獣―エルネミアの棺』佳作
一見すると普通の異世界ファンタジーのように見えます。確かにそうです。が、ラストの部分で怪獣映画とのミックスというべき描写が出てきます。そのミックスというアイディアと迫力が評価されての受賞のようです。
前半の展開などは、王道といってもいいようなオーソドックスぶりなのです。その分、文章のややぎこちなさなど、大賞に届かず佳作にとどまったという完成度不足もありますが、充分楽しめる作品です。
その後、疑似人間メルティアシリーズが、全5巻刊行されます。異世界ファンタジーなのですが、やはり怪獣映画ばりの巨大化と戦闘がウリとなるシリーズです。ただそういうシーンだけでなく、キャラ同士の葛藤であるとか、異世界の設定部分、ゲストのネタ盛り込みなど、随所に良い部分があり、順調なシリーズだったと思います。
順調だったと思ったためか、作者さんは脱サラして専業作家になったそうですが。
次は、Dカップに紅蓮の猟魔士で出ますが、連載権は得られず。本作はいちおう単行本化もされましたが、出来はいまいち。二巻で打ち切りとなりました。
その後ファミ通でサンプル・ジェミニ―天翔る戦女神が出ました。これが非常に良い作品だったのですが……作者の知名度不足のせいか、あるいは書けなかったためか、残念ながら続編は出ていません。
そして2001年のこの作品以降、本は出ていないようです。
そういうことであとの活動については、作者さんの公式ホームページで確認していただくしかないです。
七回の作家さんは、お二方とも雌伏期間が長いようですが、いつかは復活してほしいです。


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富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第六回

大賞。『風の白猿神 神々の砂漠』滝川羊
ここまできて、富士見では尖った作品は準入選以下で、しっかりした骨太の作品は大賞ということになったようです。たぶん。
いちおう異世界ファンタジーなのですが、シンプルな剣と魔法ではなく、メカが出てきます。そういう意味ではSFかもですが、でもSFとは言い難い。
舞台は、サブタイトルにあるように砂漠。
なんというか、本当に世界観が独特なものがある。ラピュタ的と評されるようです。イラストはいのまたむつみ。大物起用ですから、めったに出ない大賞ということで気合いの入りようが分かります。
キャラも多数登場するのですが、それぞれ個性的でした。特に陰険な艦長が良かったです。
そんな中で主人公とヒロインというしっかりした軸があって、ぶれませんでした。
長所は、一に世界観、二にキャラ。短所は、なんといってもストーリー。流れが悪いわけではありません。
そもそも応募作の時点で、終わっていなかったらしいです。
本作品。一巻で終わっていません。明らかに続きがある。普通は、一巻は一巻できちんと終わった上で続刊も、という形なのですが。
本書が出たのは95年。その後、2000年前後だかのドラマガで、続編を執筆中という情報があったらしいのですが、……それとても現在2009年から見たら時効でしょう。
もう、いかにファンが続編を待っていても無理でしょうね。若い読者が第一巻を知らないですから。

佳作『海賊船ガルフストリーム』なつみどり
現在のペンネームは漢字で夏緑です。
こちらも異世界ファンタジー。タイトル通り海賊船が舞台。ヴァイキング的ではありますが、殺伐とはしておらず、どちらかというとイラストもあいまってほのぼの。中身は恋ですし。
で、富士見ファンタジアはこの一冊きりでしょうか。
作者は大学院卒で免疫学専攻だかで、要は科学に強い。この後、科学ネタを活かした活躍をします。
ファミ通文庫でタロット探偵MIKUシリーズ。推理物。タロットが出てきますが、やはり科学ネタも登場。それでいてラノベらしい萌え要素なんかもありの、良い作品でした。ただし、ちゃんと終わってはいないはず。
富士見ミステリー文庫では理央の科学捜査ファイルシリーズ。これはもうサブタイトル通り、科学ネタオンパレード。
ファミ通で出した白隼のエルフリード―ヴェルダ・サーガなんかはデビュー作のようなしっかりした異世界ファンタジーなのですが、人気は出なかったのか続編は出ず。
MFでは葉緑宇宙艦テラリウムシリーズ。SFです。やはり科学ネタが強い。それでいて貧乳とか萌え系ネタも盛り込んでいるので強い。
たぶんラノベとして人気を博しているのはMFのぷいぷいシリーズでしょうか。萌えをストレートで描いているから、かな、たぶん。
大きく分けると、タロットとか風水のような占いネタ、科学ネタ、萌えネタを使っての、異世界ファンタジー、SF、現代ミステリーなどなど。
他にも、漫画シナリオや、免疫学関係の専門書、経済学関係の専門書を共著で、など幅広く活躍しています。今後も活躍するでしょう。
まあ、富士見でよく発掘したものです。でも一冊だけでファンタジアから手放してしまったので、先見の明があったといえるのかどうか。

川口大介『そんな血を引く戦士たち』特別賞。
ネタ系。といっては失礼かもですが、そういうコメディ。お好み焼きの美少女化というけっこう斬新なことをやっています。
その後、ノベライズを一冊出して、消えてしまいますが……
ドラゴンカップで『拝啓、姉上さま』で連載を獲得して復活します。
でもこれも、一発ネタだったので得票できたという感じもします。長編一冊と短編二冊がシリーズで出ているようです。短編はコメディーっぽく、長編はシリアス。なんか、ヒキはつくっていました。
今後また二度目の復活できる機会があるのか、期待しています。

南房秀久『黄金の鹿の騎士団』最終選考
この人は以前にも最終選考に残ったことがあり、それなりにハイレベルな作品を量産できるということを評価されての合わせ技一本のようなデビューです。
デビュー作は異世界ファンタジーですが、ノリが完全にスポ根です。そういう意味では、富士見らしい独特さのある作品でした。
その後月蝕記列伝が、シリーズとして長く続きます。ミステリー文庫でも長く続くシリーズを書いたり、長いシリーズを得意とします。
トリシア先生シリーズを何冊かファンタジアで出したのですが、そこからあまり名前を見かけなくなってしまいます。
フリッカー・エンジェルズシリーズとかナインテイルズシリーズとかもあるのですが、さほど話題とはなっていなかった様子。あと、角川スニーカーにも進出しているようです。
いずれにせよ、ファンタジアというステージにおいては、第六回出身の中では一番活躍した人です。
で、実は児童文学の方に進出していて、トリシア先生シリーズはそちらでバリバリ続いていました。そして、児童書の方でスレイヤーズなんか書いているようです。
なんというか、ラノベ読者を萌えさせる質はともかく、量産がきくようですので、そこは確かに強いです。スレイヤーズも含めて、児童書の方で今後も活躍を期待したいです。

こうして見てみると、……育たなかった作家もいるのは仕方ないですが、良い作家も輩出した第六回でした。でも活躍の場がファンタジア以外に移っちゃっているのですが。


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富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第五回

大賞は出ないけど、逆にあっさり消えてしまう作家もいません。
準入選。『銃と魔法』川崎康宏。
編集部あとがきにあるように、とにかく面白い作品。キャラがボケて地の文で作者が突っ込む方式がデビュー作の時点で確立していて、コメディとしてハイレベルです。
内容自体も、エルフやドワーフが色々あって人として定着した世界での、まあ推理物。
で、この作者さんは、刊行ペースが非常にゆったりなのが問題なのでしょうか。でも乱発しすぎてレベルを落とすよりはマシなのですが。
銃と魔法はその後一冊続編が出ました。内容的には文句なしに面白かったです。ただしシリーズはそれっきりになっている模様。
ドラゴンカップ参加作らしい、進め!双角小隊シリーズを富士見から出しますが、こちらも二冊で滞っています。ファンタジーですが、とぼけた味わいは銃と魔法同様に作者の個性として出ています。
ファミ通に移ってガンゴーストシリーズを二冊。これもファンタジーですが、どうやら銃が好きな作家さんらしいですな。
ファミ通でモノクロス、電撃でAlice とだしていますが、いずれも面白い作品ですが、単発だけで続編が出ていません。
その後はGAにも進出して蒸気帝国騒動記を二冊。スチームパンクのドタバタコメディ。
刊行ペースがゆったりながらも、きちんと良作をあげてくる作家さんなので、レーベルを渡り歩いて地味に生き延びるでしょうし、生き延びてほしいものです。
これくらいのペースで作家として続けることができるのなら、ラノベ世界ももっと良作が増えるような気がするのですが。
佳作『死天使は冬至に踊る―ルスキエ・ビチャージ』富永浩史
作者はロシア好き、ミリタリー好き。ということで本作は中世ロシアを舞台にしたファンタジーです。巻末に編集部解説が無かった。
ストーリー展開、キャラ、文章などはやや微妙な面もあるのですが、アイディアの豊富さと生産量で生き残った作家さんということになるでしょう。
富士見での二作目は『俺の足には鰓がある―悪の改造人間純情編』。こちらには解説がついて、シリーズ化を狙って気合いを入れて出した作品という印象でしたが、続かず。
その後はサークル文庫で『魔術師(マグス)の名はシモン』、富士見で『SHADOW SKILL』のノベライズ2冊、『サウザンドアームズ』のノベライズ、と仕事をしていました。
ここで実績を作ったのが大きかったように思います。鰓までだったら生き残るかどうか微妙でしたが、ここで生産力と発想力と特異な得意分野を示したので、ファミ通で『機巧天使サンダルフォン』シリーズ3冊、スニーカーで『フラットスキャナーズ』へ進出。実績がものをいったのか、富士見でも『AVION―天界高度戦記』2冊など、完全に生き残りを果たしました。確かに色々微妙な面、つまり好きな分野がミリタリーだったりというニッチなところがあるので、人気の最先端とはなりませんが、レーベルを渡り歩いて風変わりな作品を出します。
2003年頃からは新書架空戦記に進出。ファミ通では『ペイル・スフィア―哀しみの青想圏』といった、せつない系の話など、作風に広がりも見せます。
その後はMF、HJにも進出しつつ、ファミ通や富士見でも思い出したように新刊を出しますが、主戦場は新書架空戦記に移ったようです。野球で言うところの中継ぎピッチャーの生き残りのようですが、やはり適正と実力があるからでしょう。
奨励賞『龍炎使いの牙』雑賀礼史
第五回は、賞の格が低い順番に、人気作家としての地位を築いたような気がします。
受賞作は熱いバトルアクション。ついでにいえば、一冊におさまりきらずに二分冊になっています。
その次の『リアルバウトハイスクール』シリーズが大ヒット。バトルあり、太腿むっちり美少女の萌えあり、哲学あり、の非常に面白いシリーズとして、富士見の看板作品へと成長しました。イラストも良かったですし、コミックにも進出。
ただこのシリーズ1997年に始まって、10年以上続いたので、さすがに人気と面白さのピークは過ぎたかなと感じます。個人的には『ですぱれーと☆サマー―召喚教師リアルバウトハイスクール〈EX‐5〉』あたりが花だったかなと。
そろそろシリーズも終わりですし、次回作でどう生き残っていくか。第五回出身の中で一番微妙な位置です。リアルバウトが何でもありという面白さもあったけど、そこでたいがいのネタは使っちゃっているでしょうから。でもこれだけ長期間のシリーズを続けたのですから、実力は間違いないので、どうにかして残っていってほしいものです。

キーワード:哲学

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富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第四回

えー、本来なら四月くらいには終わらせているはずの企画が乳として進まないのが忸怩たる想いですが。
今回は第四回です。そしてついに出ました。大賞!
五代ゆう。はじまりの骨の物語。大賞。
第三回までの受賞作は、スレイヤーズ、ねこたま、ひとつ火の粉の雪の中、などひとくせもふたくせもあるような作品が多かったです。ここに来ての大賞は、まともな正攻法ファンタジーでした。北欧神話をベースとしています。
しかし作者は若いながらも圧倒的筆力。ただその筆力がすごすぎて、スレイヤーズのようなライトファンタジーに慣れてきている読者にとってはとっつきにくかったのも事実です。
デビュー後は、機械じかけの神々を上下巻で出しています。これは力作というか、名作でした。次は遥かなる波濤の呼び声でした。これも骨太ファンタジー三部作ですが、骨太すぎてついていけない読者が多かったのか、この後ぱったりと富士見ファンタジア文庫から姿を消してしまいます。でも作家として消えたわけではなく、単行本で“骨牌使い”の鏡を出したり、角川ホラー文庫で何冊か出していたりと別の分野で活躍しはじめます。富士見ファンタジア文庫に復帰するのは、その骨牌使いの三分冊文庫化まで待たねばなりません。なおこの骨牌使いも大作です。
この作家はファンタジア出身の中でも、格が違うというくらいに筆力が高いです。作風があまりライトではないということもありますが。そのため、ライトで読みやすい作品でないというのがネックといえばネックで、大ベストセラー作家とはならないです。人気と実力両方を兼ね備えるのは難しいですね。
ラノベでは、MFでパラケルススの娘、これはメイドなども登場しますが、やっぱり骨太です。ライトではないけどギャグなども入っています。でもライトな読みやすさではなく、分かりやすい萌えも無いかも。
単発では、昔に書いたものとしてゴールドベルク変奏曲がHJで出ています。デビュー作の復刻版も出ています。単行本作品もいくつかあるようです。HJではアレクシオンサーガも新作シリーズとして出ています。今はもう終わっているのかな?
今後については、今まで通りいくでしょう。筆力が高い偉大な作家なので、ラノベとしてビッグヒットを出すのは難しいでしょうけど、どこかのレーベルで常に良作を生み出し続けてくれるはず。

まみやかつき。翡翠の魔身変。準入選。
絵画的イメージに優れた作品。ということでデビュー。確かに雰囲気のある良作でした。サブタイトルに妖魔アモルとあったので、シリーズ化の構想もあったのかもしれませんが、その後は続刊も新刊も出ていない模様です。

ろくごまるに。食前絶後!。特別賞。
五代ゆうが正統派だとしたら、こちらはファンタジアならではの変わり種。デビュー作は受賞作とは別らしいです。文庫デビューは食前絶後!。非常に個性溢れる作品。学園異能バトルに分類されると思いますが。アイディアがまずすごい。そして文章が極めて特徴的な名作というか謎作というか迷作というか。そして二作目が、長期シリーズとなった封仙娘娘追宝録。こちらは中華ファンタジーですが、中国に関する詳しい知識を持っていない人でも普通にファンタジーとして読めます。文章とアイディアはあいかわらず凄い。そしてシリーズ物として、ヒロインの和穂やパートナーの殷雷はキャラクターとしても結構人気が出ました。人気シリーズの常として書き下ろし長編の展開とは別に、ドラゴンマガジンで若干不定期ですが短編連載をして、短編集も奮闘編として巻を数えました。このシリーズに関しては長編も短編もやっていることは全く同じなのですが。この短編が、SF的アイディアを活かした名作が多かったです。
ただシリーズ終盤、作者が体を悪くして刊行ペースが落ちて、質もやや低下しました。なんとかシリーズは終わり、良いシリーズであったとはいえます。
今後はあとがきにもある通り、新作のプロットが通らないのをどうかしないと。
アイディアは凄いので、若い頃のような力を出せるなら、今後の新作もいずれ出るかなと思われます。
ただ文章が個性的すぎるので、その文体に読者が飽きてしまうとつらいかも。
生き残るかどうかは、プロットが通るかどうか次第っぽいです。
キーワード:眉毛

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風水火山


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富士見ファンタジア長編小説大賞を振り返る。第三回

大賞なし。なかなか出ませんね、大賞。

護矢真 天征伝。佳作。応募時の原題とは違うようですが、これがデビュー作。
現代学園コメディーです。異能バトルと言うよりは、主人公が普通の一般人(女子)とまあ、近年の流行ど真ん中という感じですが、途中パンチラというよりはパンモロシーンがあり、それが口絵カラーイラストにもなっていたりで、現代の観点からみても、なかなか良作だったと思います。今を基準にするとやや洗練さに欠けるきらいはありますが。
その後、続編や新作を出すことなく消えたのは残念。初期の富士見は時間がかかっても熱心に新人を育てていたので、惜しいですがご本人が育たなかったということでしょうか。

秋田禎信 ひとつ火の粉の雪の中 準入選
魔術士オーフェンシリーズの作者として初期の富士見の主力作家。
デビュー作は、鬼の話、という地味なタイトル作品を改題と改稿したものです。ジャパネスクファンタジー。ラノベらしい「何でもアリ」感がありました。ひかわ玲子さんも高く評価していたようです。
独特の文章リズムと、内容については実はよく分からないという特色は、後のオーフェンにも受け継がれ、というか作風として確立していたということです。この作品、作者17歳の時のものということで、小林めぐみに続いて若年受賞です。受賞作がメジャーデビューに至るまでの改稿にかなり時間がかかっています。そして、第二作が出るまでも更に時間がかかりました。その間、富士見もじっくり面倒見たようです。そりゃ、まだ始まったばかりの第三回ですから。ここで簡単に見捨てているようでは賞は長続きするはずもありません。
で、秋田先生の代表作たるオーフェンですが。ひとつ火の粉と違って、異世界ですが、共通する作者らしい個性が多いです。ストーリーは、オーフェン本編第一巻あたりはわかりやすいのですが、基本的にはあまりよく分からない。文章は独特なリズムというか個性があり、世界観をつくっています。これは、オーフェン以外の作品や作者のホームページの文章にもいえること。
ボルカンたちのようなコメディー要素も入っているのがポイントでしょうか。本編もですが、雑誌ドラゴンマガジンで連載された無謀編の方が特異な一発キャラと理不尽な展開で人気を博していたようにも思います。基本的に実力のある作家で、オーフェンが人気作となったのも十分に頷けるものですが、さすがに長く続きすぎたのは否定できません。途中でちょっとダレました。一時読むのを中断し、シリーズが完結したのを確認してから、途切れた所から最後まで読み通しました。
オーフェンが終盤に入ってから、エンジェル・ハウリングシリーズがドラマガで連載が始まり、こちらも大きなシリーズとなりました。その間、アンソロジー企画とか、ミステリー文庫で単発の閉鎖のシステムとか、連載で愛とかなしみのエスパーマンなども出しました。間違いなく、富士見の初期を代表する作家でした。
エンジェルハウリングの後は、これといって特に活動が見えず、消えフラグかとも思いましたが、単発の単行本でカナスピカとか共著で誰しもそうだけど、俺たちは就職しないとならない、といった作品も出しているようで、作家活動は地道に継続中。本人のホームページを見ると、ジュニア部分でも連載を始める予定があるとかなんとか。書き下ろし進行中などもあるので、これだけ実績のある作家なんで、書けないということはないでしょう。問題は「出す」というレーベル、出版社があるかどうかだと思います。今後、オーフェンのようなメガヒットこそ期待できないでしょうけど、ひとつ火の粉のように元々はマニアックな作風の作家ですから、それに戻るということでいいのかも。

大林憲司 東北呪禁道士 準入選
元々ライターなのか、あるいは作家デビューしてからライターとなったのか失念しましたが、歴史物に強みのある、という特徴を持っている作家です。受賞作は異能バトルものといってもいいのですが、伝奇というよりは歴史ファンタジーです。土臭いけど、かつてはこういうのがちゃんと受賞できたのですねぇ。
第二作は出雲凶星神話。現代物伝奇異能バトル。これも歴史を題材にしていて、作者のカラーが良く出ていました。バトルシーンもそれなりに迫力あるし、コメディーっぽいかけあいシーンはあまり得意でなくややもたついてますけど。続編の東京蛇神戦争も良かったです。歴史ネタと時事ネタのミックスが上手い。ただ、二巻までで、その後はぱったり、ファンタジアから消えてしまいました。
他のレーベルで良作を書いていました。ノストラダムスの後継者とか。
あと、ファミ通文庫で活躍の場ができました。太陽の船ソルビアンカなどは、ノベライズですが、良作でした。SFも十分いけます。
御神楽少女探偵団は、発想は面白かったです。ただ、水着審査シーンなどが出てはきたのですが、時代設定が時代設定なので、イラストなんかもはっちゃけきれなかったのは惜しかったです。
無明の剣三部作が、この作者の代表作といってもいいと思います。主人公は女子高生の巫女。学園異能バトル。伝奇要素もアクションも良かったです。
その後、新書で火雷天神大戦で、菅原道真を独自の解釈で描いています。力作ですが、読者ウケするタイプの作品ではないです。ラノベレーベルではないですし。
ライターとしては、新紀元社のトゥルースインファンタジーシリーズのいくつかに原稿を書いています。
あとはMFにも渡り歩いてセンドーウォーを出していますが、明らかに萌え要素が少ない作品なので、続きは出ていません。
その後は表舞台からぱったり消えてしまったようにも感じたのですが、消えてはいません。火の鳥のノベライズとか、児童文学のフォア文庫などで地道に仕事をしています。
この作家さんは、コメディーがいまいち弾けきらないので、現代のラノベの主流に乗るのは難しいと思います。でも個性を持った作家さんなので、別の舞台で書き続けて欲しいですし、それだけの実力は備えています。

葛西 伸哉 佳作。デビュー作は熱死戦線ビットウォーズ。受賞作は別です。
この作家さんが、第三回出身の中では、ラノベレーベルの中ではもっとも生き残っている部類に入ると思います。
でも苦労人。受賞はしたけど、その作品ではデビューに至らず、ソードワールドの短編でデビューし、その後ようやくオリジナルでデビューした、と思ったらしばらく消えて。
ビットウォーズは、現代学園異能バトル、的です。いい話ですが、シリーズ化にいたるまでのパンチ力には欠けたかもしれません。
その後、マイナーレーベルで二作ほど書いて、ファミ通文庫で、デビルサマナーソウルハッカーズが良かったです。ノベライズですが、これで作家活動が軌道に乗ったといってもいいでしょう。その後、ファミ通はこの作家の活動拠点みたいな形となります。
その後は電撃で、異世界ファンタジーコメディーのようこそ観光ダンジョンへとか、時代ファンタジーの小次郎破妖録、ローテクロボットもののバギーラギーででかけよう、などを出します。よう観はともかく、小次郎以降は、シリーズ化も狙っていたようですが、果たせず、アニレオンをファミ通で出すことになったあたりですっかり縁も切れてしまったようです。復縁はあるのか。よく考えてみれば、ファンタジア出身で電撃に転進した人って、葛西さんと、川崎さんくらいしかいないです。何かしがらみがあるのでしょうか。
ファミ通では、エシィール黄金記、アニレオンを出します。両作品が、作者の代表作でしょう。というのも、打ち切りにならずに、完全に最後まで書ききったシリーズだからです。
その後はレーベルをあちこち渡り歩きます。で、コメディー的な作品と、シリアスでハードな作品を交互に上梓している印象です。
MFでは、最初はお試し単発で世界が終わる場所へ君をつれていく、次にシリーズで不思議使いを出しています。が、不思議使いは二巻で止まっています。良いシリーズなのですが……やはりMFとしては萌えが足りないかな。
ファミ通では、パメラパムラの不思議な一座、が良作だったのですが、何故か第一巻だけで続きが出ません。読者の評価も極めて高いのですが、何故でしょう。ファミ通では、だめあね、キャラふる♪とコメディー系を出していますが、ややイマイチ感も漂ったせいかほどほどの巻数で打ち切り的に終わっています。
ソフトバンクGAでは、お試し単発ポチのウィニングショットがスポ根で良かったです。その後でシリアスのサヴァイヴド ファイブはバトルロワイヤルもの。欠点はあるものの、きちんと最後まで継続したシリーズでした。
HJではブレスレス・ハンター。かなりシリアスな内容ですが、打ち切り的終了でした。
かなり、打ち切り的なものが多いです。良作なのですが、人気ラノベのような分かりやすい萌えとかコメディーというものではないので、流行の最先端、主流ではないから、あまり売れないようです。
ただ、一つが打ち切りになっても、またすぐ次のシリーズ、それも常に新しいジャンルのものに挑戦しているというのが、この作家の強いところでしょう。シリアスだけ、コメディーだけ、ではなく、両方使えるというのも大きいです。
今後も、レーベルを渡り歩きながら、根強く生き残っていくでしょう。作品自体は売れても売れなくても非常に良作なので、可能な限りチェックしていきたいです。

キーワード:ローテク

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メイド服、巫女衣装で萌える?

テーマ:ライトノベル - ジャンル:本・雑誌

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